株式会社ヤマダホールディングス(東証プライム市場)の2025年3月期第2四半期(中間期)の決算概要を解説します。
連結経営成績:増収 営業増益
1.LIFE SELECTをコアとした業態別エリア店舗開発の積極的推進
2.Eコマースの強化推進
3.SPA商品の積極的開発
4.YAMADAスマートハウスで完結型くらしまるごと提案強化
5.各事業会社別課題の目標設定で目標達成を図る
2025年3月期第2四半期の業績は、前年同期比で増収、営業及び経常増益、最終減益でした。
業績の主な要因は、以下のとおりです。
1.個人消費の持ち直しによる耐久消費財の需要増加
2.猛暑によるエアコン販売の伸長
3.前期の構造改革により売上が低迷していた住建部門の回復傾向
4.2024年9月30日時点の一時的な円高による通貨関連のデリバティブ取引から発生した評価損
連結財政状態:自己資本比率は50%付近を維持
2025年3月期第2四半期の自己資本比率は、前年同期の47.8%から1.1%低下して46.7%となりました。
しかし、一般的な目安である50%に近い水準を維持し、また、純資産も41億円増加しているため、特段問題はないと考えます。
営業キャッシュフロー マイナス60億円
営業キャッシュフローは、前年同期の131億円からで145.4%減少して60億円となりました。
現金及び現金同等物中間末残高は、前年同期の496億円からで43.8%増加して713億円となりました。
営業キャッシュフロー減少の項目別内訳は、以下のとおりです。
1.未収入金の減少:△69億円(=2025年3月期2Q:85億円ー2024年3月期2Q:154億円)
2.仕入債務の減少:△98億円(=2025年3月期2Q:△211億円ー2024年3月期2Q:△113億円)
3.法人税等の支払額又は還付額:△56億円(=2025年3月期2Q:△29億円ー2024年3月期2Q:27億円)
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