東京エレクトロン株式会社(東証プライム市場)の2025年3月期第2四半期(中間期)の決算概要を解説します。
目次
連結経営成績:増収増益
半導体製造装置市場
生成AI用途のメモリやアドバンストパッケージ向け設備投資が顕著に伸長しました。
また、中国における成熟世代向け設備投資も継続しました。
さらに、先端世代向けロジック/ファウンドリの設備投資も前年同期を上回りました。
2025年3月期2Qの業績
2025年3月期第2四半期の業績は、前年同期比で大幅な増収増益でした。
売上高は、前年同期の8,196億円からで36.9%増加して1兆1,216億円となりました。
営業利益は、前年同期の1,786億円からで75.8%増加して3,139億円となりました。
連結財政状態:純資産382億円増加
財政状態
2025年3月期の第2四半期の自己資本比率は、前年同期の71.1%から0.3%低下して70.8%となりました。
しかし、一般的な目安である50%を大きく超え、また、純資産も382億円増加しているため、全く問題はありません。
中間キャッシュフロー計算書
キャッシュフローの状況
営業キャッシュフローは、前年同期の2,006億円からで65.7%増加して3,324億円となりました。
現金及び現金同等物中間末残高は、前年同期の3,519億円からで43.4%増加して5,047億円となりました。
東京エレクトロン 2024決算分析 業績悪化 売上減少 ROE21.8%
今回は、半導体製造装置で世界第3位の東京エレクトロン株式会社(以下、東京エレクトロン)の「2024年3月期」の決算を取り上げたいと思います。 【はじめに】 この記事…
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